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Moonstone キミはキミだよ【Kazu.N】

第39章 パパが名前呼んでくれた…


 昼間  翔side

<貴弘病室>

 貴弘『やあ紗菜来てくれたんだね? 紗菜その男の子は誰だい?』

 翔《なんて……答えればいいの?》

 カズ『翔ちゃん!』

 貴弘『翔ちゃん? 』

(二宮センパイ?!)

 カズ『翔ちゃんのお父さん初めまして。僕は、二宮和也です。翔ちゃんの1つ上で生徒会でお世話になってます。お父さんが入院してるって話し聞いて、迷惑かなは? と思ったんですけど、一緒に来てしまいました』

 貴弘『翔……ちゃん……』

 カズ『翔ちゃんは翔ちゃんですよ?』


 智『攻めたなぁ。でも……当たり前、翔ちゃんは翔ちゃんなのに……俺は……なんも出来なかった』

 ゆな『(俺呼び)……智さんはずっと、あたし翔ちゃんの心の支えでしたよ。貴弘さんに対しても誠実に向き合ってまた。間違ってなんかなかったですよ』

 智『……サンキュ……』

 翔『あ、あの貴弘さん? あの……』

 二宮センパイはそうでしょ? って顔

 智さんとゆなちゃんは

 ウンって頷いて……

 貴弘さんは私をジッと見て? ……

 あ、貴弘さんの瞳がいつもの虚ろな瞳に、光が……

 貴弘『翔? 家に一人ぼっちにしてゴメンな』

 貴……パ.パ……が翔って私を私と呼んでくれた? 

 翔『大丈夫……です……伯母さまの……家、ママの方の……お世話に……』

 貴弘『そっ……か智くん? アレ?』

 パパが……混乱してて……智さんがパパに……

 智『貴弘さん? 叔父さん? 先生呼びますね?』

 智さんは……

 いつもパパの病室にいる人……

 智『実代さん、貴弘さん暫くは混乱するだろうから頼みますね?』

 智さん……実代さん……看護師に……パパとママと何か関係ある人……

 に……先生呼ぶように言って……

 Drが来てパパに……

 Dr『櫻井さん大丈夫ですか? 鎮静剤打ちますね?』

 って

 カズ『翔ちゃん? 今まで頑張ったね!』

 二宮センパイ? 微かな声しか聴こえないよ? 

 視界が揺らいでる……

 カズ.智.ゆな『翔ちゃん? 翔ちゃん!』

 視界が……あぁ深い闇に落ちてく……

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