• テキストサイズ

Moonstone キミはキミだよ【Kazu.N】

第115章 俺の先の人生迄考えてくれる様な女の子


 雅紀「俺さ、今みたいに愚痴とかこぼしちゃうの。高校の時さ、色々…… 俺、肝心な事言わないで心の中に、溜め込んじゃうタイプだからさ…… ゆなちゃんが、松本センセとの架け橋になってくれて…… 翔ちゃんの場合はさ、カズが智さんにチョッカイかけるから。去年と同じパターン。『天使達の遺伝子が凄い』カズが黙ってる訳ないよね? 翔ちゃんが『その事は言っちゃダメですよ?』って釘刺したのに面白がって……」

 克実「で、大野さんと二宮くんは、色んなやり取りをコミュニケーションとして楽しんでる部分があって。でも真面目な翔ちゃんは、一生懸命二宮くんのフォローして、大野さんを怒らせない様に…… って必死に頑張ってるんだ。そしてゆなちゃんも……」

 雅紀「もう! ゆなちゃん必死過ぎて。俺、我慢出来なくて顧問の悪口結構言ってた時さ。ゆなちゃんが松本センセにさ。嬉しかったけど、俺心配になっちゃって。松本センセに『俺自身が言う事なのに、ゆなちゃんに言わせてしまいました。松本センセ、ゆなちゃんを許してやって下さい。嫌わないで』って言ったらさ『俺がアザミ姫を嫌うわけが無いだろ? 俺はそういう真っ直ぐな人間は大好きだ! そして、自分の過ちを男らしく謝罪し、認める事の出来る相葉ード。俺は偉いと思うぞ』ってさ」

 克実「心配だよね。相葉くんと二宮くんは、ゆなちゃんと、翔ちゃんに自分をもっと大事にして欲しいんだよね?」

 雅紀「そう! 今回の事、両親さ、ゆなちゃんが『もうチョっと気を付けて……』って、思ったって。けど球団、ゆなちゃんのママから、大野家の皆さん、翔ちゃんのパパとか、皆で『配慮が足らなかった』って親に。で、ゆなちゃんは『この度の事は申し訳ありませんでした。お店の仕事を教えて下さい。ダメなら、せめて雅紀さんだけは店で』って。両親が感心してさ…… 俺の先の人生迄考えてくれる様な女の子なの……」







/ 249ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp