• テキストサイズ

Moonstone キミはキミだよ【Kazu.N】

第2章 対照的な女の子



 カズside

(すげぇ対称的な二人だな……)

 桜満開4/13中旬の金曜日の放課後、私立〇〇高等学校の生徒会室の窓から見える、グラウンド……

 あ、俺二宮和也。
 
2年生徒会長やってます……(不本意)

 進級してすぐ、

 潤『おー! カズのコ、(数の子と同じイントネーション)生徒会長よろしく!』

 と、松本潤センセ(生徒会顧問、歴史科2年目)に押し付けられて……入学した去年も同じように、生徒会入りさせられ、やっと、解放されるぜーって思ってたのに……生徒会長ってウソだろ? 

 てか松本センセはなぜか生徒の名前をマトモに呼ばないんだよね。

(なんだっけ? あぁ)

 グラウンドから野球部の練習を見ている女の子二人、

(新入生《セーラー服赤色のリボン》だな)

 肩口で綺麗に切り揃えたダークブラウンのボブカットの女の子は分かりやすく、エースの相葉雅紀。相葉さんに声援を送っている。

 そして、腰まである長い黒髪の女の子……視線は前向いてんだよ? でも、なにも映ってないよね? 





/ 249ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp