Moonstone キミはキミだよ【Kazu.N】
第105章 領の告白
翔side
翔「ぇ今日ですか?」
思わず電話の向こうの相手に確認しちゃって
翔「領さん、東京から今日戻られたんでしょ? お疲れじゃないんですか? 明日に」
領『翔ちゃんに用事があるとかなら仕方ないけど、今すぐ話したい事があるんだ』
翔「分かりました」
領『ありがとう。これから家に戻るからって…… 父さんは仕事で居ないか……母さんだけでも居たら同席して欲しい。って伝えといてくれる?』
ママも一緒なら、そんなに難しい話じゃないのかな? って思ったの
けど……領さんの声のトーンが、いつもより低いのが気になったけど
ーリビングー
フミさんに
フミ「領さんがお着きになりましたよ」
って呼ばれてリビングに顔を出すと
ソファーに領さんと一緒座る……とても可愛らしい一人の女性
木曜日に会った人
お名前は確か……カナさん……
ソファーから立ち上がると
女性『初めまして。吉田カナです』
いつも穏やかなママが、とても険しい顔していて、パパも居て同じ様にに険しい表情で……
ぁ。私が木曜日お会いして、金曜日、智さんに
智『翔ちゃん元気無いな』
って、言われてつい喋っちゃったから……きっと
翔.カナ『あの……』
! 私と一緒に口を開いたカナさん。気まずい空気が流れそうになった時、パパが
優「翔ちゃん、カナさん、二人は何も悪く無いから。まずは領の話を聞こうか」
パパ……