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Moonstone キミはキミだよ【Kazu.N】

第90章 改めて貴女を守る強く決心したんだ


 政弘「ごめん。聞こえるような所で話す話じゃなかったね…… 俺の妻はね、出来た人で。翌日には『一緒に頑張って行きましょう』修行まで始めちゃうような人なんだよ。本当に、直ぐに俺はこの仕事を選んで良かった。って思えるようになったし…… 妻とも話してたんだ。周りの意見に流されて、言い訳に聞こえるかもしれないけど『親戚同士で争っている事、間違いなんじゃないか』って思いつつ『自分達の家族が』とか、保身に走って…… 何も意見を言わなかった『我々も同罪じゃないか』ってね」

 翔「そんなコト……」


 政弘「本当に優しい子だね。私の息子は、高校1年生でね。少々、反抗期の、なまいきざかりで…… 今度会う時は、昔の話はもう今日でやめにして。妻も交えて私達の家族とも、仲良くしてくれますか?」

 翔「もちろんです! 私、叔父様にそう言って頂いて……」


 俺は、もう涙で何も言えなくなった翔ちゃん が可哀想で……

 けど愛しくて……

 良く分かんない感情に……俺自身も自然と涙が溢れてきて……


 カズ「良かったね…… これで本当の意味で、親戚の皆さんと和解して……」

 政弘「兄貴は安心だ…… こんなにも、翔ちゃんを思ってくれる二宮くんが…… 彼氏で」

 貴弘「ああ……」



 俺は改めて


 翔ちゃんを"守る"って強く決心したんだ
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