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Moonstone キミはキミだよ【Kazu.N】

第12章 お子さまはコーヒーはダメダメ


 翔side


 ゆなちゃんありがとう

 智さんありがとう

 ~家族。ゆなちゃんが帰り道でね


 ゆな「ウチも翔ちゃんの家族!」

 って言ってくれたの。迎えに来てくれたゆなちゃんのママも

 涙止まらなくなっちゃって



 ゆな「泣くなよー」

 ってゆなちゃんが智さんのマネして言うから、今度は笑っちゃってさ、二人で~

 ──────────────────
 ──ー回想──ー 

 ゆな『コーヒー!』

 智『お子さまはコーヒーはダメダメ!』

 ゆな『お子さまじゃないです!』


 クスッ

 智『泣くなよー。泣かしたのオイラだけどさ。さ、お嬢様方、夕飯に近いですがティータイムにしましょうかね?』

 と言った智さん、ゆなちゃんとバトル中

 智『冗談はやめて、マジ色々感情高ぶってるだろ? 気持ち落ちつかせよ? な。紅茶はいかが? 砂糖多め? ミルクティーにすっか?』


 涙腺崩壊中の私達、智さんの優しさに涙

 智『おーい(笑)』

 あきれ気味の智さん

 ゆな『ミルクティー砂糖たっぷりでお願いします』

 とゆなちゃん


 翔『ティーだけミルクなし。砂糖たっぷりでお願いします』

 私ミルク、牛乳苦手……

 智『畏まりました。お嬢様』


 智さん私達の大好きなレッド樣、執事樣のドラマみたいな所作……知ってるからね。私達の大好きなアイドルの事

 意地悪モードらしい。だって、今度はイエロー樣のクセの腕で口元隠してクフフって笑ってるし

 智『うめーか? 良く飲めんな? そんな甘ぇもん』

 怪物王子? ブルー王子? 



 分かってる。私達の心和ませてくれてるの。智さんはそういう人……

 翔.ゆな『ありがとうございました』

 翔『今日はゆなちゃんのウチに、明日……オウチ、帰えりますね』



 智さんは嬉しそうに、ふにゃんと笑って


 智『あぁ、気をつけて帰れよ。仕事で送れなくて悪りぃな』

 ゆな『私のママが迎えに来てくれるそうです』

 智『よかった。ゆなちゃん明日はウチ遊びにくっか?』

 ゆな『ハイ!』


 智『翔ちゃん? 大丈夫だからね』


 本当にありがとう智さん
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