第1章 3つの箱
「ん!?」
私の目の前にあるのは、3つの箱だ。左から黄色箱・緑箱・紫箱と。
(えっと…。1度秀吉さんの御殿に行って帰るとあったんだよな…。)
黄色箱から中に何が入っているか確認しようと開けようとした時...
「舞。いる?」
「舞様、いらっしゃいますか?」
(……?家康と三成くん?)
箱の前から立ち上がって戸を開ける。
「どうしたの。2人とも。」
2人の顔は青ざめていて…。体調が悪いのかな。
「実は、ネコさんとワサビがいなくなってしまって。」
えっ!!
「はぁ。どこ行ったか知ってることあったりする?」
「ええっと。」
先程までのことを思い出す。