第48章 貴方の決意と懺悔～娘と母～,～苺～

　あの日から３日後の午前中に意識が戻った私

　子宮からの出血と軽い心臓発作

　パパ。ヤマトにぃ。タケルにぃ。亜子。結衣……

　……カズくんが泣いて喜んでくれたの


　ママ……　が輸血してくれたって

　カズくんも


　話をしなくてはって思ったの


　12/28（水曜日）、年末の忙しい中カズくん
　は来てくれて

（皆は、仕事終わりや早退してまで……）

　カズ「のんちゃんゴメン。俺、貴女だけが好きです。決意を示します。今から……　見てて下さい」


　カズくんは携帯を出して……

　のん「カズくん？　な、何してるの？」


　画面を見せながら、登録してある番号を消しちゃった……


　カズくんは微笑み


　カズ「プライベート用だったのよ。まぁ、そういう関係の人とあの４人。ヤマト～タケルと数人だけ……　のんちゃんのは……」


　もう一台？　


　カズ「苺ちゃんはゲーム用の中に。ね!」


　カズ『特別だから』

　って……

　涙出て来たの


　カズ「要らない番号消したから。俺には貴女だけ。のんちゃんと再会してから会う事辞めた人達……　番号消し忘れっ……　て……　本当にゴメンなさい」

　いいの……　って……　首を横に振って

　‥もう‥いいの……


　子宮筋種の手術を受ける事に……　幸い心臓病は大丈夫だったの


　でも『受けません』とパパに


　尊和「何故？」

　パパ驚いてる

　ヤマトにぃ、タケルにぃも……

　亜子、結衣……　カズくんも……


　のん「ママに聞きたい事があるの。納得したら考える」


　その後、パパとにぃ達に泣いて説得されたけど……


　ゴメンなさい……


　私の我儘を許して下さい……