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Orange Topaz~初恋と宝石~【kazu.N】

第93章 『いつもの俺達』『ずっと待ってるガンバです!』~K~


 カズ「それがさ、苺ちゃんと来たら…… 薬の量増やしたら。とか、考えたけどそれで何回か心配掛けたし『自分には、亜子と結衣とは違う幸せがあるんだから』ってそう思って、ソファーで休んだら『起きた時スッキリしてたの!』とか、凄い笑顔で言っちゃってさ…… もう可愛いくてさ!」

 潤「……相葉さん…… のんちゃんが、調子を戻して良かったから良いんだけど…… 結局いつものノロケだったな……」

 雅紀「カズの声のトーンが、いつもと違うからさ、俺もマサカさ、ノロケ聞かされる何て思わないもん!」

 智「大丈夫だよ相葉ちゃん。誰も、相葉ちゃんが悪いとかさ、思って無いから…… 翔ちゃん? どした?」

 サスガ大野さんだよね? 


 翔ちゃんがさ、さっきから喋ってないのよ。俺達のやり取りを、穏やかに微笑みながら聞いてはいるけど

 表情はどこか寂しそうで……

 それは大野さん、相葉さんに、潤くんも一緒……

 そして俺もな訳で……


 翔「ゴメン…… こんなやり取りもう…… 出来ねぇんだな。と思ったら…… ちょっと寂しくなっちゃってさ……」


 翔ちゃん……


 雅紀「もう! 翔ちゃんてば! もう会えないって訳じゃないんだから!」

 カズ「そうですよ? たまには、相葉さんも良い事言うじゃないですか!」

 雅紀「オイ! たまにはって何だよ? カズ!」

 翔「アハハそうだよな…… たかが2,3年だもんな……」

 智「いつものオイラ達だ……」

 潤「あぁいつもと…… ずっと変わんねぇよ。俺たち達は……」

 カズ「そうですよ。俺達はずっと……」


 高校の時からもう10年来の親友達。言葉なんか無くたって分かるけど、でもこうやって

『俺達はずっと一緒』

 何年か会え無くても…… マタ

『いつもの俺達』

 に戻れる


 けど、そうきちんと言葉にして、翔ちゃんを快く

 カズ.智.雅紀.潤『ずっと待ってるガンバです!』

 ってメッセージを込めて、送り出す事にしたんだ

 俺達は……


 そして翔ちゃんが

 翔『マジヤメテって!』

 言うのを無視して(^_^;)

 1月25日の、翔ちゃんの誕生日を盛大に、送別会も兼ねて開いて

 翔ちゃんは2月の半ばに

 新たなる新天地に旅立ってたんだ……




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