• テキストサイズ

Orange Topaz~初恋と宝石~【kazu.N】

第13章 見えて来た関係性①~K~


 カズ「二宮和也です」


 亜子「海老名亜子です」

 結衣「山崎結衣です」



 今だに一言も話さないのんちゃん

 なんか……のんちゃん顔色を桜色に染め目を瞑り小さく深呼吸しているんだけど……

 ……俺邪魔な気がして、帰ろうと思ったんだけど

 ヤマトタケル「帰るな!」


 と言われてしまって……

(この空気感耐えられねぇ)

 小さく溜め息をつく

 なかなか切り出せずにいるのんちゃん……

 友達の亜子ちゃん結衣ちゃんが、両サイドに座り

 ようやく……

 というか唐突に


 のん「カズくん?」

 カズ「覚えていてくれたんだね? のんちゃん久し振り!」


 ようやく声は聞けたけど……

 俯き黙ってしまったのんちゃんに変わって


 亜子「あたし達のんが可哀想で、勢いで来てしまっだけど……知らなくて良いことは知らなくて良いんじゃないかと思えて来て……」

 亜子ちゃんが言うと

 結衣「のんちゃん、私達から聞こうか?」

 結衣ちゃんの言葉に

 ヤマト「ありがとう。亜子。結衣ちゃん、俺達のんが話すの待ってるから」

(ん? ヤマトの奴、亜子ちゃんは呼び捨てで結衣ちゃんはちゃん付け……)

 さっきの違和感が朧気に見えて……

 タケル「のんちゃんいつまで黙っているつもりだ?」

 結衣「タケルさん、そんな言い方……」

 イライラしているタケルに結衣ちゃんが言うと

 タケル「結衣ちゃん口出しすんな!」

 タケルの言葉に結衣ちゃんの瞳に涙の粒が……

(コイツ、バカか!!)

 思った瞬間

 のん「タケルにぃのバカ!!」

 のんちゃんが、叫んだんだ

/ 167ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp