Orange Topaz~初恋と宝石~【kazu.N】
第89章 貴方の懺悔と涙~苺~
カズ「俺はズルいんだ。さっき言った様な事で、相手に嫌われる様に持っていったり…… だから自分が本当に好きになった女の子に対して…… 何をどうすれば良いか? ずっとのんちゃんに俺の事慕ってもらうにはどうしたら良いのか? 何をどうすれば、この愛を永遠に出来るのか不安で…… 仕方が無いんだ……」
そうだよね。『(俺).(私)には、不安なんてありません』なんて自信満々な人、そうそう居るはず無いよね? そりゃ、カズくんだって不安に思う事あるよね?
本当にカズくんは本物の天才で、悩みや不安とは縁が無い位
恵まれた人と言うか……
けど、カズにはカズくんの……
のん「カズくんだって、悩みはあるよね? けど、カズくんが、人より少し優れてるからどうしても忘れてしまいがちになるけど、前にも言ったのにね。あまりに色々見えすぎるのも可哀想だって。そう思ってるのに…… カズくんは、私を凄く甘やかしてくれて、思いを言葉で伝えてくれて、例え、カラカイでも私のこと構ってくれて。もし、それが無くなったとしたら……もうその時は愛情が(無くなった)って…… 愛情の示し方…… 人それぞれで良いと思う…… 何か…… 何が言いたいのか分からなくなってきちゃった…… ゴメンねカズくん」
カズ「イヤ、どうもありがとう。凄く伝わったよ。俺ね、昨年のX’masの時とか、この前の姉ちゃんの話でも分かる様に…… 本当女性に対してさ酷かったの。酷い男だったんだよ。のんちゃんと一緒になって、本当に、過去の自分の愚かさが良く分かるんだ。過去の自分を消す事は出来無いし、忘れてはいけないんだ。人を傷付けて…… その人達に対する謝罪を、ずっと心に忘れずに持ち続けて、そしてのんちゃんに対して永遠に。誠実に。愛し抜く事が俺の……」
のん「カズくん。そうやって反省して、貴方自身も傷付いたのなら、もう…… それに私は言ったはずでしょ? カズくんを信じてるって!」