Orange Topaz~初恋と宝石~【kazu.N】
第67章 バチなら俺に当ててくれればいいのに!~K~
その日の事、その光景は一生忘れられないだろう
リビングのソファーで泣いているのんちゃん
泣いているというより、静かに涙を流していたのんちゃん
その顔色は驚く位に白くて、元から色白で美しい肌の、のんちゃんだけど
青白いというよりも……
一瞬でただ事じゃないって……
カズ「のんちゃん! しっかりして!」
あまりの恐怖……
声も出なくて、何をどうして……どういう行動をとったのか……
気付いたら病院にいて
処置室のランプが……夜の薄暗い病院異様に光って見えて
怖くて怖くて……
カズ「すいませんお義父さん、お義母さん……」
尊和「カズくんのせいじゃないから……」
そう言ってくれたお義父さん
それ以上の言葉が出ないのか…… 泣いているお母さん抱きしめていて
亜子「のん! ヤマトさんどうして?」
結衣「タケルさんのんちゃん? 何で?」
真っ青な顔色で亜子ちゃん、結衣ちゃんを慰めているヤマトタケル……
何で? 皆もいるの?