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バスケと男装少女

第28章 ウィンターカップ〜桐皇VS誠凛〜後編


赤司「(3人ともゾーンに入ったことにより、集中力と反射速度が最高を越えている)」

氷室「埒があかないな……」

高尾「それでも、両チーム、エースに弁当なのはどうなんだ?他の4人と3人に回せば点取れるんじゃないのか?」

緑間「無駄なのだよ、恐らく結果は変わらない。ゾーンはただ100%の力を発揮するものではない。不必要な情報は全てカットする、その分目の前の相手だけでなく、他の選手の位地や動きなど必要な情報の処理能力が向上する」

つまり、視野が広がると言うことだ
加えて片や高校最速の男と片や高校最高の男と両方兼ね備えてる者だ
守備範囲は常人のそれを遥かに越えている

笠松「今の二人の前で生半可な攻めは逆に危険だ。だから勝負の行方は3人のエースに託された」

黄瀬「(そんな場面で……いや、そんな場面だからこそっスか?)」

桃井は青峰を見て昔のことを思い出す
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