第23章 木吉と少女の出会い
『はっはは…』
頭の整理が付かずグッチャグチャ
俺は笑うしかなかった
“養子”である事に疑問はなかったが、仕組まれた出会いだったとは思ってなかったからだ
俺は何もかも振り払うようにいつもの公園に行った
木吉「お!遅いぞ、!」
『鉄平…俺の事知ってたのか?』
それを聞くと鉄平は黙って真っ直ぐ俺の目を見た
木吉「あぁ」
肯定された瞬間何かが切れた
まるで道化だ
俺だけが知らずに楽しんでいたなんて
『っ…!巫山戯んな!』
俺は思いっ切り鉄平をぶん殴った
不意を付かれた木吉は思いっ切り地面に叩きつけられた