第6章 海常高校と練習試合
火神「なんだと…?」
黄瀬「この試合、もう点差が開くことはあっても縮まることはないっスよ?
チームとしてのフォーメーションや戦略以前に、まずバスケは“サイズのスポーツ”
誠凛と此方じゃ5人の基本性能が違いすぎる
唯一対抗できる可能性のあった君も、潜在能力はあるが俺には及ばない
君がどんな技をやろうと、見れば俺はすぐ倍返しできる
どう足掻いても俺には勝てねぇスよ
現実は、そんなに甘くないってことっス」
そう言って背を向けた黄瀬にはクスクス笑い火神は高らかに笑った
突然のことに、その場にいる全員が火神とに目を向ける