第20章 ウィンターカップ予選
緑間から送られてきたメールは【死ね。】の一言だった
黄瀬「先輩!"頑張れ"の返信が"死ね"ってどう思うっスか!?人として!」
ケータイを画面を指差しながらキャンキャン吠える黄瀬に、カチンときた笠松は足で黄瀬の顔をグリグリする
笠松「分かんねーけど、そのままだよ!どうせ!」
するとまた黄瀬のケータイが鳴った
差出人はからだった
【サンキューな。涼太も無理せず練習頑張れよ。笠松さんにも宜しく伝えてといてくれ】
短調に書かれたメールだが黄瀬の心は一気に浮上し、笠松ものメールに頬を赤くしていた
─────
ところ代わり、青空をピーッヒョロロロと鳴く鳶(トビ)を屋上の給水塔の所で寝転がりながら青峰は見ていた