第19章 少女のとある1日
『まだバスケつまんねぇのかな…』
公園のベンチに座り膝を抱え込む姿は、誰から見ても“少女”の様できっと黒子達が居たら慌てるだろう
『…はぁ…』
足を投げ出したは、ふと空を見る
そこには美しい星と月
銀色の髪がキラキラと輝いている
とても美しく神秘的で儚げ
『俺…しっかりやれてんのかな…』
問の答えなど誰も答えない
『大丈夫、きっと大丈夫だ』
まるで言い聞かせる様に呟くと家に帰るために歩く
泣きそうな顔を隠し、嫌いだと言われた顔を貼り付ける
こうして少女の長い長い1日は終わった