第12章 インターハイ予選〜秀徳戦〜
緑間 side
緑間「どうしてあの日から学校に来なくなった?」
俺がそう聞くとは曖昧に微笑んだ
こいつはいつもそうだ
俺達の事は見抜くのに、自分の事は何一つ話さない
隠すのが上手すぎる
緑間「何故、何も話さない」
『俺がそれを話してなにか得になんのか?』
突き放す様な冷たい言い方
青く光る目にも冷たさが宿っていた
それでも何処か温かみがある
『まぁ…でも戻ってきたんだから良いだろ?』
ニッと笑う顔に俺は何も言えなくなった
緑間「…心配した…」
『…ん?…は?真太郎が!?熱でもあるのか!?』
緑間「俺をなんだと思ってるんだ!」
俺が怒るとはケラケラと笑った