第12章 インターハイ予選〜秀徳戦〜
『……すみません、少し抜けて良いっすか?』
体育館を出て控え室に戻るときに監督に聞く
リコ「え?いいけど……」
『すみません、すぐ戻ります!』
俺は傘を持って外へ行く
確かこっちの方向に……いたっ!
『真太郎!』
緑間「…何しに来た?慰めか?」
雨の中で真太郎は1人で泣いていたんだな
『んだよ?慰めて欲しいのかよ?』
俺は笑いながら持っていたタオルを真太郎の頭に被せ、傘を渡す
『ホント…“キセキの世代”は脆いところあるな』
俺はゆっくりと真太郎の体を抱きしめる