第34章 少年と少女の過去~帝光中での出来事~
は日課になりつつある部活日記を書いていく
“敦が開花し始めてる…多分この様子だとそろそろ全員開花するとだろう…俺に止める事は出来ねぇ…。だが少しでもまたアイツらがバスケが楽しいって思えるようにしていきたい”
腰掛けに伸びをすると後ろに立っていた赤司に驚く
『うお!?征十郎!?』
脅かすなよとは笑う
赤司「は気付いているんだろう?」
『…あ?』
何をだよ?と言うようには赤司を見つめる
赤司「皆の才能の“開花”に」
『…あぁ?…まぁ…ずっと仲間としているからな…むしろ気付かない方がおかしいと思うが?』
赤司「俺はどうすればいいんだ…?」
『…珍しく悩んでるんだな』
ノートを仕舞うとは立ち上がる
赤司「才能が“開花”していく今、俺は…」
『1人で抱え込み過ぎなんだよ、征十郎』
は優しく赤司の頭を撫でる