第34章 少年と少女の過去~帝光中での出来事~
虹村「…お前は分かってるよ」
『…は?』
虹村は自分とチームメイトの為に必死で模索していた少女が愛おしくなる
虹村「悪かったな…お前1人に背負わせて」
『何…巫山戯た事…言ってんすか?』
目線を合わせた虹村は少しだけ驚く
いつもの強気な青い目は涙は無いものの、不安げで寂しそうに揺らいでいた
『本当は寂しいっすよ』
その言葉は嘘では無かった
虹村「お前…本当に可愛い奴だな」
『キモイっす』
バッサリ言い切るを虹村は抱き締める
虹村「アイツらの事、頼むな」
『……はい』
虹村に抱き締められながらは小さく頷いた