第34章 少年と少女の過去~帝光中での出来事~
『俺には分からねぇんだよ』
そこまで言うと静かに座り込む
赤司「何が?」
『…征十郎…お前が言う“6人目”つっーのが』
はぁっとは空を仰ぐ
赤司「…どういう事だ」
『いや、これと言って理由はねぇよ』
これ以上の詮索はさせない
赤司「てっきりこのまま一軍の“選手兼マネージャー”になるのかと…」
『残念。そりゃあ考えたけど…俺がいたらダメだろ』
カラカラと笑う声
そこに青峰、緑間、紫原が来た
全員「辞めたって本当か!?」
『仲良いな、お前ら』
赤司に続き“キセキの世代”が集まったことに驚く