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バスケと男装少女

第31章 灰崎登場


『…ほらよ』

は持っていたバッシュを灰崎に返した

『貰うって言うのは冗談だ。驚いたか?』

ククッと笑うに灰崎は驚く

『まっ、バスケ辞めようが続けようがどっちでもいいけど…後悔すんなよ』

そう言って行こうとするを灰崎は再び追い詰めた

『んだよ…』

灰崎「そうだな、ならこうしようか」

俺がもし、今度バスケで涼太に勝てたらお前は俺のもんだ──…

『……あ?』

灰崎「楽しみにしてろよ?」

灰崎はクセの親指を舐めて行ってしまった

『……自分勝手なやつだな、相変わらず』

でも涼太が負けるはずない…とその目は強く訴えていた

─────
───


そうだ…残った奴らの方がな…
そしてあの約束も…

高く振り上げたバッシュを灰崎は捨てる事が出来なかった

『…バスケ辞めんのかよ?』

灰崎「……お前はいつもそうだな」
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