第30章 ウィンターカップ〜陽泉VS誠凛〜
もう俺が泣きそうだ
試合に勝ってすぐに貶されるって…
浮ついた気持ちが一気に急低下だ
何なんだよ
『でもまぁ…ここまで来たら全部吐き出せ!』
俺は敦から放たれるであろう言葉に溜め息を吐いた
紫原「…友達の話覚えてる?」
いきなりの質問に俺は目を向ける
『あぁ…覚えるぜ?それがどうかしたのか?』
紫原「あれ…俺の事だし〜」
『へー、そうか。……は?』
1回流した俺はもう一度聞き返す
サラッと言うな!サラッと!
紫原「あれれ〜?あそこまで言ったら分かると思ってた〜」
『分かるか!てか友達は!?は?何?相談って敦自身だったのか?』
頭が上手く回らない