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バスケと男装少女

第30章 ウィンターカップ〜陽泉VS誠凛〜


リコ「確かに生半可なディフェンスじゃないわね」

『ならもっと早ければどうだ?』

それは……

木吉「横のロングパス?」

『あぁ、そうだ。バスケは速攻の時とかで縦のロングパスはあるが、サッカーのようなコートを横切るようなパスは先ず使えない』

日向「そりゃあ……そんなの先ずカットされるだろう……」

リコ「そう!狭いコートで選手が密集してるからやっても通らない。1パスのみで攻撃サイドを瞬時に切り替えることは不可能なのよ」

『が俺達の所には一人いる。その不可能を可能に変える選手が』

氷室はハッとするがパスはコートを横切り火神へ渡る

火神「よっしゃ!ナイスパス!黒子!」

それは完全に裏をかいた作戦
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