第1章 思い出の場所

「ねぇ、あそこに行こ！」
宏光「えっ？」



そう言って俺の手を引き、向かったのはある教会。




「わぁ、懐かしい！まだあったんだ」





学校からの帰り道にある教会。



いつかこんな所で、素敵なドレスが着たいなぁ……って、よくが言ってた。








しばらく教会を眺めていると、たった今結婚式が終わったのか、新郎新婦が出てきた。




「うわぁ、素敵！あの時みたいだねぇ」