第3章 姉と私。
私は少し涙目になってしまう。
みんながいてくれてよかった、青学に居てよかったそう思えた。
「あんた覚えときなよ家には絶対帰らせないから」
捨てセリフのように言葉を言い逃げるように去っていくお姉ちゃん。
きっと、これからも私はずっと家に帰れない。
今は合宿だからまだこの部屋に泊まる事は出来る。
けどこれからは?
どう頑張ってもお小遣いも貰えず稼いだお金を親にあげ暮らしてた毎日。
一人暮らしなんて出来ないし。
はぁ。って私はため息を着いた。
「五十嵐さんどうしたの悩みの種消えたのにまた悩んでるなんて」
不二先輩が微笑みながら問いかける。
私は首を横に振る。大丈夫きっと何とかなるよ。
私はそう思った
「あ…みんなありがとうございます!」
そう言って私は深くお辞儀をした。
みんながいてくれたから悩みが1つ消えた。
それだけで心はとても落ち着いて今日も頑張って生きようって思える。
少しずつでいいから平凡な毎日を過ごせますようにそう願った。
あれから合宿が終わって、普通の学校生活が始まる。
私はバレないように夜中制服から私服全部持って満喫に行き、次の日学校に行こうそう思って満喫に向かうと
「紫苑探したよぉ!」
桜乃が走ってくるのが見えた。
私は首を傾ける。
「おばあちゃんに色々聞いてっ…はぁはぁ。
私今一人暮らししてるからおいでって言おうと思って…」
息を切らしはぁはぁと言いながら桜乃が言った。
どうやら私とてもみんなに優しくされてるみたいです。
「桜乃ちゃんありがとうお邪魔させて頂きます!」
私は笑顔で答えた