第6章 「明日という希望」
あれから、数ヶ月が経ち………。
私達は、普通の生活をしている。
ちなみに、今家に住んでいるのはカルツとヴェグだった。
ヴェグは、ベレスの家に住みたくないみたいで、私達の家に居る。
現在、私とヴェグは恋人同士。
更に、嬉しい事はカルツとルカが付き合っていること。
とても、楽しい日常に戻ったのだった。
シードとアサルトは、ベレスの事で仕事が沢山あるみたいで、なかなか会えない。
聞いた話では、ランとアクチも普通に生活をしているみたいだ。
ランは、常に独りぼっちみたいで、ベレスが保護したらしいが、それを利用していた。
アクチは、ベレスによって家族が人質になっていたみたいで、仕方なくやっていたみたいだった。
ランは、今フロトさんの所で働いているみたいだった。
アクチも別の場所で、活動しているみたいだった。
でも、皆無事で良かったと思っている。
「お~い、ハルツ。出掛けるぞ!」
ヴェグの声で、私は我に返る。
私は、バスケットを手に持ちヴェグに近づき、手を繋ぐ。
「行こう、ヴェグ!!」
「あぁ!カルツ達も、待っているみたいだからな。」
恐らく、これから楽しい未来が待っている。
私は、ヴェグと共に家を出たのだった。
その時、家族写真が光った。
『人生を楽しんでね。いつまでも見守っているよ。ハルツ、カルツ。』
そんな風に、私の耳に入ってきた。
私は、ニコリと微笑み写真に向かって……。
「ありがとう!」
元気よく言ったのだった。