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朧月夜

第3章 【裏】思い思われ/あんスタ鳴上


「ん…嵐?」
「もぉ…ほんとにゆめちゃんには敵わないわ…」
「嵐?」
「ケーキ食べたら、お家に帰りましょう。今すごくゆめちゃんか欲しいわ」
「え…え?」
「お待たせしましたー」

また嵐にキスされて、嵐が向かいの席に戻ると店員さんがケーキセットを持ってやってきた。せっかく美味しいケーキは嵐にさっき言われたことのせいで味がわからなかった。
ケーキ屋さんを出て、お家に帰るとまた抱き締められてキスされた。今度はうんとねっとりした深いものだ。

「ん…はぁ…あ…」
「ん…可愛い…」

キスをしながら、嵐の手は私の身体を服越しに撫でてくる。久しぶりの感覚に身体が震えるのがわかる。そういえば、嵐とこんな風にするのっていつ以来だっけ? しばらくお互い仕事が忙しくて長い間やっていなかった気がする。

「ん…」
「んっ、はぁ…あんっ」

嵐に抱えられて、靴を脱がされてそのまま寝室に連れて行かれてしまうとベッドの上に優しく下ろされた。

「あらし?」
「ごめんなさい、ちょっと余裕ないかも…」
「んっ」

嵐が上にのしかかってきて、そのままキスされながら服を脱がされて愛撫をされる。胸から愛撫される。目の前にいる嵐が色っぽくて見惚れていたら、色気のある微笑みをされてしまった。

「ゆめったら、結構余裕じゃない?」
「え、そんなことな…ひゃんっ、んぅっ」
「ダメよ、アタシのことだけ見てて?」
「はぁ、あ、んぅっ」

嵐を見れば見るほど、今自分が嵐によって恥ずかしいことをされてると思うと身体が熱くなる。

「ふぁ、あ…あらし…っ」
「ふふ、感じてくれて嬉しいわ」
「あぁっ、や、いっしょずるぃっ」
「だって、もっと感じてるところ見たいんだもの」
「や、らめっ、いっちゃうからっ」
「いいのよ、どんどんいっちゃって」

嵐が耳元で囁きながら、胸とあそこを一緒に愛撫されると私はいってしまった。いったのに嵐は私の身体を弄り続けていた。いったいどれだけいかされたか…

「はぁ…あらし…」
「なぁに、ゆめ」
「……はやくちょーだい」
「なにを?」
「………」

愛撫だけでもへとへとなのに、それでも嵐が欲しくなってしまうのは私がそれだけ嵐に惚れているからっていうのは多分気づかれてると思う。だから笑顔で意地悪を言うのだ。

「嵐」
「ん? んっ!?」
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