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誰ガ為ノ戯曲

第2章 トリップ


トリップ者二人と原作2 side虚夜

「一巻までの間にやっておくことは?」
「情報屋としての伝手を作ること。できたら警察内部の人が良いな。あとは折原臨也と仲良くなっておくこと。まぁこれは私がやっておくから虚夜は伝手作っておいてくれれば良いよ。得意でしょ?」
「了解。原作始まったらどうするんだ?」
「一巻の時点ではまだあんまり壊す気はないかな。壊すとしたら三巻…いや、二巻から。そうだね、那須島を警察に突き出して、っていうのはどう?」
「だから警察内部の協力者か。」
「うん、最後のあたりでは復活させたいからある程度裏側で権力を持ってる人が良いなぁ。あとは粟楠会と関係を持てれば百二十点満点?」
「粟楠会か…難しそうだな。」
「まぁその辺は私が臨也方面から探ってみるからあんたは気にしなくて良いよ。」
そう良いつつ憂希はこちらに向けていた視線をパソコンの画面に戻し、にやりと笑った。
「吉報。」
「何?」
「名前決めたら神隠しが仕事推薦してくれるってさ。どうする?」
「適当でいいよ。」
「じゃあちょっとカラーギャングっぽくして…東京cats'eyesっていうのはどう?」
「猫たちの目?」
「そ。仕事のときは猫耳パーカー着てってね。あんたの偽名はルーカスにしとくからそれで通すように。マスク着用は絶対、念の為カラコンもしてって。」
「お前は?」
「私は偽名アルナにする。あ、後このやたら賢い猫ちゃんの名前はノエルだから。三人揃ってcats'eyesね。」
「了解。それじゃあ_____二カ月後から始まる暇つぶしという名の宴の準備と行こうか。」
「これからの非日常が楽しみだよ。」
俺たちは顔を見合わせて笑った。
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