第18章 主お世話係(仮)
亀甲「なら、夜にまた僕に乗ってくれるかい?」
長谷部「…ンな!?貴様、主に対しての愚行…これ以上は許さんぞ!?」
乗るって…アレ?
あの、亀甲の上に座ったアレの事?
まじかー…あれ罪悪感ハンパ無いんだけど。
主「き、亀甲がそれで良いなら」
長谷部「あ、主!?そ、そんな破廉恥な事を御許しになるのですか!?」
亀甲「じゃあ、今夜ご主人が報告書を書く間っていう事で…構わないかい?」
主「長谷部…亀甲の上に座るだけだからね?じゃあ…早速案内お願いね?」
長谷部「乗る?座る?一体何を…あああ!頭が混乱する!!」
長谷部が騒ぎ立てる中、亀甲が彼の腕を引き審神者部屋を後にした。
ああ…何だかどっと疲れた。
正直な話、昨日国俊が斬り掛かって来たあの時…凄く怖かった。ずっと、泣きたくて仕方無かった。いやまあ、最後はホッとして泣いちゃったんだけど。
でも、あの子達をああまで変えてしまったのは…私と同じ人間。
少しでもあの子達の苦しみが、心の闇が…晴れたら良いな。
主「ちょっとだけ寝よ…」
そう呟き、布団を敷いて眠りについた。