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私の本丸

第66章 朝の教訓(*)




朝陽が窓から射し込み、鳥の囀りが私の目覚ましとなった。
朝か…。
ふと、起き上がろうとしたら、衝撃が走った。


主「いったぁぁぁぁぁぁぁぁっい!!」


とてつもない頭痛が襲い、布団に倒れ込む。
何故、何故こんなに痛いの!?
ああ…そういえば昨夜、あの酒豪達に散々飲まされたんだったか…。

ふと昨夜の情事を思い出し、頬を真っ赤に染めた。
自ら求めてしまった、あの激しい情交。
宗三は前任との行為を嫌悪していたのに、私は同じ事をしてしまったのでは無いか?
そんな事を考えては、自然と眉が下がる。

ふと、宗三へと視線を向けた…すると。


主「な、ななな、何でしょう?宗三さん」


じっと此方を見詰める宗三と目が合った。


宗三「いえ、主がお一人で騒ぎ立て百面相を為さっていたので、面白くて見ていただけですよ」


おい、絶対思って無いだろ!?
面白いって思ってる様な目じゃ無かったよ!?
なんか、あ…やっぱり。みたいな冷めた目してたから!
宗三、今絶対、自業自得だとか思ったでしょ!?


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