第65章 へべれけ(*)
飽きれ気味に言い、溜息を一つ零す。
しかし、宗三は私の職衣の紐を解く。はらり、と脱がせられてヒンヤリとした空気に肌が晒される。
次の瞬間、露となった膨らみの片方に宗三の細く長い指が沈み、膨らみの形を変える様にやんわりと鷲掴みにされる。僅かにひんやりとした手の感触に、ぞくりとした何かが背筋を走る。
もう片方の膨らみの中心、まだ主張していない柔らかな突起をその口に含み、舌を絡ませる様に動かす。長めの舌が突起に絡み付き、ぬるりとした柔らかい感触にそこは主張を始める。
ピンと立った突起をカリッと歯で刺激され、私はぴくんと身体を震わせた。
主「ひぁ…っ…ゃ…ぁ…んぁあっ」
宗三「そんな嬌声を上げる程、気持ち…良いのですか…?」
舌を動かしながら、途切れ途切れに問い掛けて来る。
何とも言えぬ羞恥が襲い、頬がかあっと熱くなる。
私は自らの恥ずかしさから逃れるが如く、宗三の顔を自らの胸に押し付ける様に抱き締める。
主「聞かな…いで…ぇっ」
宗三の歯が突起を掠める度、意思とは反し身体がビクッと跳ねる。
不意に、宗三の手が下腹部へと伸びていく。
細く長い指が、胸への刺激だけで既に濡れていた下着越しに割れ目をなぞる。