• テキストサイズ

私の本丸

第64章 優しい人




歌仙に抱き付き、必死に訴える。


歌仙「僕は…主が、君が危険な目に合った事が許せないんだよ…っ」


抱き締め返してくる歌仙の声と手は震えていた。
体を離して見てみれば、眉を下げて今にも泣き出してしまいそうな程辛そうな歌仙と目が合った。


主「歌仙は優しいね…ありがとう、大好き」


その頬に軽く口付けた。
すると僅かに頬を染め、笑みを返してくれた。


歌仙「仕方の無い子だね。分かったよ、不満は僅かばかり残るが…君に免じて彼等を歓迎するよ」

主「ありがとう、歌仙…っ」


何とか話は終結した。
心配性な歌仙の優しさを見てか、新しく来た刀剣男士達も萎縮していた事も忘れ、微笑ましそうに笑っていた。
大倶利伽羅も少しホッとした様に見えたのは…気のせいかな?

その日の夕餉はとても賑やかなものになった、一気に13人もの家族を迎え入れて宴を催したのだ。


/ 335ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp