第60章 嫉妬と初恋(*)
そう言うと、太郎太刀は私の首筋へと顔を埋めてそっと口付けた。
主「っ……私で、良いの?」
太郎「貴女でなければ、私は触れたいとも思いません」
心を揺さぶられた様な衝撃が走った。
嬉しかった…私でなければ、そうはっきりと言い切ってくれた事が。
主「えっと…あの……はい…っ」
真っ直ぐにぶつけられた告白に、緊張してしまう。だが、この想いを受け止めたい。
私は熱の集まる自らの頬を包む様に両手を添えながら、太郎太刀を見詰めて一つ頷いた。
すると、先程の不安げな表情は一変。余裕をも感じさせる不敵な笑みを浮かべる太郎太刀。
不意に彼は私の耳元に顔を寄せ、熱を帯びた声音で囁く。
太郎「そんな目で見詰められると、手加減出来なくなってしまうじゃありませんか…」
そう言った途端、次郎太刀の手によって元よりはだけさせられていた胸元に顔を埋めて来た。
右胸は太郎太刀の左手で優しく円を描く様に揉まれ、左胸の突起は太郎太刀の薄目の唇に挟まれ熱い舌でまるで唾液を染み込まそうとしているかの様にゆっくり念入りに舐め転がされる。
身体中に広がる様な不思議な快感に、自然と身体が震え出す。