第43章 共有(*)
燭台切の手が私の服をずり上げ、胸元を覆う下着をずらす。
一方歌仙には、唇の感触を楽しむかの様に時折軽く噛んだり上顎を舌で擽ったりと悪戯に口内を弄ばれる。
一体何故、こんな事になっているんだろう?
でも触れて来る二人の手が唇が優しくて…嫌じゃない、と身体は抵抗しようとしない。
歌仙「悪いが燭台切、僕も主に触れたいのだが?」
燭台切「おっと…ごめんね、歌仙君。じゃあ主…少しだけ我慢して…ねっ」
主「…ハァ…は……ぇ?ひゃああっ!?」
燭台切は私の足を持ち上げM字に開かせる様に抱き上げると、私を抱いたまま椅子に腰掛けた。
恥ずかしい、というレベルじゃない。まるで熱が出ているかの様に、頭がぼーっとしてくるほど顔が熱くなる。
歌仙「…ふ、主…顔が紅いけれど、どうかしたのかい?」
燭台切「うなじから甘い香りがするね…まるで僕達を誘っているみたいだ」
歌仙は私の足の間に入り込み、太股の内側に吸い付く様に口付ける。すると、ぴりっとした僅かな痛みが走る。
同時に首筋に軽く歯を立てる燭台切、擽ったさに似た甘い快感が背筋を走り抜ける。
主「ぅ…つっ……アッ!」
燭台切「…言った筈だよ、手加減はしてあげられないって。ずっと、こうして君に触れたかった…」
歌仙「主は僕達刀剣男士を惹き付けるのだろうか、触れずにはいられなくなってしまう…」