第31章 黒バスキャラの誕生日祝ってみた。
ー氷室ー
『辰也、誕生日おめでとう。』
「ありがとう、一花。」
プレゼントのマフラーを渡す。
『気に入ってもらえるかは分からないけど。』
「一花からならどんな物でも嬉しいよ。…でも、まだ足りないかな。」
『…どういうこと?』
すると、辰也は自分の唇をトントンと指で叩き目を瞑る。
…つまり、キスしろと?
『いくらカッコ良くても無理だからね。』
「ハハッ、やっぱり一花はつれないな。」
ーツンデレ彼女には敵いません。
ー紫原ー
『敦ー、誕生日おめでとー!』
「んー、ありがとうー。」
『はい!お菓子いっぱい持ってきたよ!』
「一花ちん、やさしー。」
その言葉と同時に腰を引き寄せられ、敦の膝の上に座らされる。
「俺、一花ちんのこと大好きだしー。」
『う、うん。ありがとう。』
「これからもずっと一緒にいてね。」
『…えへっ、こちらこそ。』
ー大事な言葉はちゃんと伝えてくれます。
ー赤司ー
今日は我らが赤司征十郎様のお誕生日です。
練習前、体育館の入り口で本日の主役を待ち伏せする。
『姉さん、準備はいいですか?』
「バッチリよ。」
『黛さんもしっかり声出してくださいね?』
「…分かってる。」
しばらく待っていると赤い髪の主役が現れた。
『…!来ましたよ!せーのっ!』
「「「「「本日お誕生日の赤司様のお通りだぁぁあ!!」」」」」
………。
「…普通に祝って欲しいな。」
ー結局赤司君を困らせる。
ー宮地ー
『清志、お誕生日おめでとう!』
「おー、サンキュ。」
『じゃ、始めよっか。』
「…何を?」
俺の前に座った一花は白い箱を取り出し俺に見せる。
『ポッキーゲームだよ。当たり前じゃん。』
「はぁっ!?そんな事しねぇよ!」
『なんでよ。極細だよ?』
「そういう問題じゃねぇよ!」
『ハイハイ、早く咥えて。』
「お、おい!…っん!」
ー唇が触れるまであと3秒。