第22章 黒バスキャラに告白されてみた。
ー黄瀬ー
練習が一旦中断され、黄瀬くんにドリンクを渡しに行く。
『黄瀬くん!お疲れ様!』
「あ、サンキューッス。」
目の前でゴクゴクとドリンクを飲む黄瀬くん。
相当喉乾いてたんだろうな〜。
『じゃ、次の練習も頑張って!』
「ちょっと待って。」
パシッ
先輩にも渡しに行こうとしていたところを、腕を掴まれ止められた。
「好きッス。」
…は?
「こんな時に言うのもおかしいけど…。」
『どうゆうこと…?』
その瞬間、掴まれていた腕を引き寄せられ抱きしめられる。
「こうゆう事ッスよ。」
ー突然にも程がある。
ー黒子ー
「一花さん。今度の試合観に来てくれませんか?」
『うん!是非行きたい!』
「そうですか、良かった。あともう一つ伝えたい事があって…。」
『なに?』
「僕と付き合って下さい。」
『へ?』
「返事は試合後に聞かせてください。では。」
『ちょ、ちょっと待って…!』
ー恥ずかしかったのか、居なくなるの早過ぎです。
ー青峰ー
『ここにxを代入して…、』
「なぁ、一花。」
突然おでこをコツンと合わせられる。
後頭部に手を回されて
『な、なに?』
「お前が好きだ。」
『え…?』
「俺と付き合ってくれねぇか…?」
ー意外と臆病な彼。
ー赤司ー
部室の中。
二人っきりでデータの整理をする。
ある資料を取ろうとすると、赤司くんも同じ物が必要だったみたいで二人の手が重なった。
『ご、ごめん。』
手を引っ込めようとすると、逆にギュッと掴まれる。
「一花。」
『な、なに?』
「俺の彼女になってくれないか?」
『えっ?』
「君をだれにも取られたくないんだ。」
ー独占欲強めな彼。