第18章 黒バスキャラに仕事でミスして励ましてもらってみた。
ー高尾ー
『はぁー…。』
「どうしたの、溜息なんかついちゃって。」
同僚の高尾に声を掛けられる。
『ちょっとミスしちゃって…部長に怒られた。』
「ハハッ、そりゃご愁傷様。」
『…フンッ。ちょっとは慰めてくれてもいいじゃん。』
すると頭をわしゃわしゃと撫でられ
「今夜はとことん付き合ってやるよ。」
ー翌日二日酔いになったのは言うまでもない。
ー氷室ー
「お帰り、一花。」
『ただいま…。』
「今日もお疲れみたいだね。」
『まぁね…。』
リビングに行こうとすると、腕を引っ張られキスされる。
『な、何、急に!』
「元気出してもらおう思って。」
『そ、そっか…。』
優しく抱き締められ
「一花はよくやってるよ。僕が一番よく知ってる。…だから、今日は甘えて?」
ー安心する彼の腕の中。
ー黄瀬ー
『う〜…。』
「どうしたんッスか?元気無いッスね?」
『仕事でミスしちゃって、先輩に怒られたの…。』
「そっか…。おいで?」
両手を大きく広げる涼太。
その体に思いっきり抱き着く。
「よしよし。」
『…子どもじゃないもん。』
「知ってるッスよ。」
頭に顎を乗せて喋られるから変な感じがする。
「一花っちのために、俺からパワーあげるッス。」
『…有り難く受け取っておく。』
「ハハッ、固いッスね〜。」
ーその後は無言で抱きしめてくれる。
ー笠松ー
幸男の胸に無言で頭を押し付ける。
「な、なんだよ。」
『先輩から怒られた…。慰めて。』
「お、おう。」
すると、ぎこちない手で頭を撫でられ
「お前なら大丈夫だ。こんなにいい女はいねぇ。俺が保証する。」
『〜…!幸男〜!』
「うおぉおっ!」
ー男前な彼氏さんー
ー原澤ー
「一花さん、先程頼んでいたデータですが…。」
『…あっ!す、すみません!完全に忘れてました!』
「そうですか、分かりました。」
監督が少し冷たい気がする。
『本当にごめんなさい…。』
落ち込んでいると頭に大きな手が乗せられる。
「人間誰でもミスはあります。それがたまたま今回だっただけのこと。…これからも頼りにしていますよ。」
『は、はい…!ありがとございます!』
ー大人の包容力は無敵。