第13章 黒バスキャラに肩借りてみた。
ー虹村ー
合宿の帰り。
流石に疲れたのか、ウトウトし出す。
ガクッ。
限界が来たみたいで何かにもたれかかると、
「おっ?」
虹村先輩の声。
ガバッ…!
『す、すいません!』
「すげー反射力だな。笑」
先輩は自分の肩を叩き、
「ほら、遠慮なく使え。」
ーそこは流石に遠慮します。
ー青峰ー
コクコク。
さっきから船を漕ぎ出してる一花。
電車の揺れに合わせて体が動くから、見てるこっちがヒヤヒヤする。
ガタンッ
「っあぶね…!」
傾きかけた体を引き戻し、自分の肩に頭を乗せる。
「(これで起きねーって、どんだけ眠いんだよ。)」
ー眠ってる彼女に秘密のキスを。
ー黄瀬ー
俺の肩で眠る彼女。
スヤスヤ寝息を立てて、安心しきっているみたいだ。
そんな彼女を見てたら自分も眠くなって来た。
彼女の頭に自分の頭を重ね、目を閉じる。
「おやすみ、一花っち…。」
ー仲良くお昼寝。
ー赤司ー
パチっ。
目が覚めて、顔を上げると赤司くんのドアップ。
『ごごご、ごめん…!』
赤司くんはニッコリ微笑み
「大丈夫だよ。俺のでよかったら使って。」
そう言って自分の肩をポンポン叩く。
『だ、だめだよ。…もう目覚めたし。』
すると、優しい手つきで頭を肩に押し倒された。
「もう少し寝るといい。時間になったら起こすよ。」
ー紳士な彼に甘えます。
ー宮地ー
『きよしー…。』
「なんだ?」
『非常に眠いー…。』
「なら寝ろ。」
『肩貸してー…。』
「ほらよ。」
『清志、大好き!!』
「おいこら、眠気はどこいった。」
ー彼に甘えたい口実。
ー火神ー
『大我ー…。』
グリグリ
彼の肩に顔を押し付ける。
「どうした?」
『…充電させて。』
「よし、来い。」
横から思いっきり抱き着く。
「ちょっと痛ぇ。」
『我慢して。』
ー静かに頭を撫でてくれる彼の優しさ。