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黒バスキャラに○○してみた。

第10章 黒バスキャラが狼になりかけてみた。




ー氷室ー

真夏の体育館。

朝練前で誰もいないし、ちょっとくらいいいや。

シャツの裾を持ち上下に仰ぐ。

『あー、涼しいー。』

「何やってるんだい?」

…まずい。

すぐにシャツを下ろし、何事も無かったかのように接する。

『お、おはようございます。早いですね。』

「誤魔化さないで、何やってたの?」

…手強い。

『いや、その誰もいないしいいかなー、と…。』

すると、突然腰を引き寄せられ

「俺じゃなかったら襲われてたよ?」

ー柔らかい色気たっぷりの狼。



ー伊月ー

誠凛恒例のプール練習。

私も水着に着替えて参加した。

「おい、三浦。」

『はい、日向先輩?』

「お前、けしからんな。」

『セクハラですよ。』

そのやり取りを面白くなさそうにみる伊月先輩。

私の腕を掴み、

「家、帰ったら覚悟してて。」

ー嫉妬にまみれた狼。



ー火神ー

『ふー、お腹いっぱい!大我って本当に料理上手だよね。』

「そうか?自分では分かんねー。」

二人でソファでくつろぐ。

「あー、もう8時だ。そろそろ帰る準備しとけよ。送ってくから。」

『えぇ、もうちょっと居たい!』

「ダメだ。早く準備しろ。」

『何で?もうちょっと一緒でもいいじゃん。』

ドンっ

急に腕を掴まれソファに押し倒される。

「俺も一応男だぞ。あんまり誘うと襲っちまうからな。」

ータイムリミットが迫った狼。



ー赤司ー

部室で二人でデータの整理。

ある資料を取ろうとしたら征ちゃんも取ろうとしたらしく、二人の手が一瞬重なる。

『ご、ごめん。』

急に恥ずかしくなってよそよそしくなっていると、さっき重なった手を優しく握られてキスされる。

「あんまり可愛いことすると、我慢できないよ?」

ー冷静な狼。



ー黄瀬ー

『お待たせ!待たせちゃってごめんね?』

「全然大丈夫ッスよ!」

待ち合わせに少し遅れてしまった。

「それより一花っち、靴紐ほどけてるッスよ。」

『ありがとう。』

上半身を屈め靴紐を結ぼうとする。

「ちょっ…!」

いきなり私の前に跪く涼太。

『どうしたの?』

「胸、見えてたッス。あんまりヒヤヒヤさせないで。」

『ご、ごめん。』

「…家でお仕置きッスね。」

ー犬の皮を被った狼。




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