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君の声で
第17章 始まった関係
会社でお昼休憩の時に携帯が震える。
ディスプレイに映る" 彼氏 "の表示に思わず「ぬわっ」と変な声をあげて、周りの視線を一気に集めた。
それにしても自分で登録した覚えのないその番号、犯人は勿論1人しか思い付かないが。
「いつの間に…」とまた謎めいた彼の行動に驚かされる。
さすがにこの状況で彼との電話はまずい、そう思って。
開きかけたお弁当を置き去りにし、携帯を持ってその場を離れた。
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