第14章 変化した環境
「ありがとう!嵐で電報よろしくね」
「あはは、
相変わらずちゃっかりしてんなあ」
「だって、カッコ良くない?
新婦様ご友人、嵐様から電報を
承っております…
なんて言われたら絶対慶太に勝てるし」
「慶太って旦那?」
「うん、そう!」
「あなたは旦那に何を勝ちたいの」
「俺の友達は嵐だぜ、的な」
「うわぁ~佳奈ちゃん俺よりバカだ」
「相葉君!バカって言う方がバカなんだよ!」
「相葉ちゃんと同じこと言ってる」
「あはは!佳奈いっつもそればっかり!」
「だってホントだもん!」
「うん!佳奈ちゃんの言うとおり!」
「ほらね!やっぱ相葉君好き~!」
「俺も佳奈ちゃん好き!」
「でも佳奈さん、結婚相手は相葉君じゃ?」
「ありません」
「またもやあっさりー」
皆で笑い合って、気付けば時刻は深夜2時。私たちは「お疲れ 」とまた次回もあるようなセリフでお店を出た。
帰り際彼から「また、連絡していい?」と聞かれ
「あたり前でしょ?幼馴染なんだから」と、精一杯の笑顔を見せる。
「うん、じゃあまたね」
嬉しいはずの「またね」に、期待する自分が少しキツイ。
私はまた、彼を忘れられない日が続くんだろうか。