第3章 未来へ……
マイコからの連絡が来なくなってから、3か月。
仕事中に届いたマイコからのメール
"全て終わったよ………………………逢いたい……"
俺はそうそうに仕事を終わらせると、マイコの家へと向かった。
3か月ぶりに逢ったマイコは、長かった髪をバッサリ切っていた。
宏光「髪、切ったんだ」
マイコ「うん、新しいスタートをきるためのケジメとして」
宏光「短いのも似合うね」
マイコ「ありがとう///」
宏光「………………」
マイコ「……………」
なんだろう………話したい事はあった筈なのに……
宏光、マイコ「「あの……」」
宏光「あっ、何?」
マイコ「あっ……宏光くんからどうぞ」
宏光「もう大丈夫?」
マイコ「えっ?」
宏光「いや、色々大変そうだったから、その……気持ちとか落ち着いたのかなぁって……」
マイコ「あー、うん、大丈夫。色々ありがとう」
宏光「俺は何も……」
マイコ「宏光くんが話聞いてくれたから、私は前に進める事が出来たの。だから、ありがとう」
そう言って笑ったマイコは、綺麗だった。