• テキストサイズ

Platonic【火神大我】

第3章 俺の彼女



俺の名前は火神大我。今は、カフェを経営している。元々はバスケットをしてたけど、ある理由でもう引退した。


自慢じゃないが、俺には彼女がいる。
バスケットを趣味にしているのも彼女がそう望んだから。



彼女の名前は一花。家でイラストレーターとして仕事をしている。


俺たちが高校生の時から同棲している。
それにはある理由がある。


あの時はただただ申し訳なかったが、今思い出すとゾッとする。


俺から彼女をとると何も残らない。
きっと、割れた砂時計からみるみる砂が出ていくみたいに"オレ"というものがあっという間に空っぽになる。

それぐらい俺にとって彼女はかけがえのない存在なんだ。


今日も彼女はじっと座ったまま俺に微笑みかける。



そう、俺の彼女は





ー腰から下の感覚を失ってしまっている。




/ 129ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp