第18章 繋がる
「泣くな、一花。」
『で、でも…嬉しくて…。』
「分かってる。でもこれから繋がるんだ。まだ、気が早い。」
『…そうだね。』
優しく一花の秘部に触れる。
割れ目を往復するように指を滑らせると、愛液が指に纏わり付いた。
優しく指を一本挿入すると、中が随分と狭いことに気付く。
「一花、苦しくねぇか?」
『ううん、大丈夫だよ。』
…愚問だった。
一花は下半身は何も感じることができない。だからこんな質問するべきじゃなかった。
「…ごめん、一花。」
『謝らないで。』
「一花…。」
『私、今とっても幸せなの。だから、このまま続けて?』
「…分かった。」
自分の指に吸い付いてくる肉壁を拡げるように指を動かす。無言の時間が寂しくて、思わず一花にキスをした。
指を二本に増やしバラバラに動かす。
その間にゆっくりと唇を離し、胸の先端を愛撫する。
すると一花は再び声を上げ始めた。
『んっ、それ、…ダ、メっ。』
「ダメじゃねーだろ。」
一花の首筋に俺の印を刻む。
真っ赤なその印は白い首筋によく映えた。
中を指でゆっくり、なるべく一花に負担をかけないようにほぐしていく。
大分柔らかくなってきたので、一花に声を掛ける。
「一花、準備はできた。…本当に大丈夫か?止めるなら今のうちだぞ。」
そう言いながら一花の頬を撫でると、その手を掴まれキスされる。
『大丈夫。…来て、大我。』
そうして俺たちはお互いの体にお互いを刻み込むように繋がった。