第3章 12月10日 R18
「……先生の……、挿れて、ください、欲しいんです…」
恥ずかしくて、恥ずかしくて、たまらない。
小さく言えば、田中先生は
優しく笑った。
「市川、可愛いな。よく出来ました」
頭を大きな手で撫で、甘いキスをくれる。
満足した田中先生は、黒のボトムスに手をかけ、金属の革ベルトを緩める。
その あからさまな姿に、わたしは
すぐさま目線を逸らした。
お願いしたけど
直視なんて出来ない。
先生のなんて
まじまじと見れない。
ぎゅうっと目を瞑った。
田中先生が、耳元で囁く。
「……挿れるぞ、市川」