第3章 〜全てはここから始まった〜

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事の発端は一通の手紙。
怪盗のマークが付いた白封筒が、警視庁第二課に届いたことからこの話は始まっている。








【予告状


○月×日の戌(いぬ)二つ刻、


国の囲いし神の愛し子が


社で封ずる秘宝を見たく、


神罰を恐れぬ強き覚悟で直に参拝すると宣誓します。



怪盗キッド】









たった四行のこの手紙を見て、
警察や国の上層部達に大きな衝撃が広まった。