第30章 あとがき
龍桜「実は宇宙船が完成したんだ。」
蹄「そうなの!?すごいじゃない!」
龍桜「キミが宇宙に逃げたいと言ったから作ったけど、どうする?俺は行くぞ」
蹄「行きたいけど、恋華が…」
龍桜「…………恋華を宇宙に連れていくか?」
蹄「けど、そんなことしたら恋華が犯罪者になっちゃう。けど、私が花院家に見つかるのも時間の問題……このまま逃亡劇を続けるならいっそ、宇宙に逃げたい…けど、恋華が…」
龍桜「……君はまだ20歳だ。やりたいことをすればいい。俺は施設育ちだが、曲がらなかったぞ」
蹄「……………ごめん。恋華。私、あなたを置いて、逃げるわ。ごめんね。恋華」