第28章 これからの生徒会と家
当主「……………ははは。まさか全部お見通しとはな。」
恋華「……………本当はこう呼んで欲しかったのでしょ?弥一お爺様。まだ53歳のあたしのお爺様。」
蹄「お父様!!ごめんなさい!私、私……」
弥一「もういいんだ。蹄。流威。そして獅乃(しの)」
衣麻「獅乃お母様?」
獅乃「居てるのバレちゃってたんだ。」
葵「俺が呼んだからな」
衣麻「お母様!!」
獅乃「あらあらどうしたの。」
衣麻「お母様が居なくて怖かったよ〜」
獅乃「よしよし。葵も。久しぶりね。何10年ぶりかしら」
葵「お久しぶりです。」
獅乃「あなたが、葵の婚約者の四ノ宮恋華さん?」
恋華「は…はい!」
獅乃「そんなに緊張しなくても。私は花院獅乃。あなたのおばよ」
恋華「存じ上げております。」
獅乃「で?この話し合いの本質は、この子達の結婚でしょう?」
ローレン「俺は認めないぞ。一族の恥だ。」
蹄「私は、恋華が幸せになってくれればそれでいいわ。」
龍桜「俺もだ。」
流威「僕は養子だから。何も言わないでおくよ。」
衣麻&リブァイ「結婚しろー!!」
蹄「お父様は?」
弥一「……………認めるよ。俺の第一は家族が幸せになることだからな。」
ローレン「しかし!」
弥一「貴様には何度も幻滅させられている。俺の言うことに口を突っ込むんじゃない。」
恋華「……う…………………そ」
葵「恋華?恋華!!」
恋華「あ…葵。夢じゃないんだよね?本当だよね!?」
葵「そうに決まってるだろ」